
私はキャリアカウンセリングを本業にしています。
今回のテーマは「人生100年時代のキャリアの築き方」です。
結論からお伝えします。すでに人生100年時代を迎えていますが、この時代に大切なことは長く働くことだと思っています。
理由は健康寿命を延ばすためには働くことがもっとも効果的だからです。事実、定年のない欧米には寝たきり高齢者がほとんどいません。
60歳以上の方のキャリアの実情
人生100年時代のキャリアの築き方のポイント
人生100年時代のキャリアを築くポイントを3つご紹介します。
ゴール設定
1つ目は、先ほどもお話した「ゴール設定」です。
60歳ではなく100歳をゴールに設定しましょう。どこをゴールにするかでキャリア戦略が変わってきます。
例えば80年間もモーレツに働き続けようとしても途中で燃え尽きてしまいます。そうならないように、社会人大学院や長期旅行など寄り道する戦略も有効でしょう。
リンダ グラットン氏の「LIFE SHIFT」が参考になります。
能力開発
2つ目に、「能力開発」です。
時代を先取りして、将来必要になるであろう技術習得に取り組むことです。英語は一夜漬けで身につかないように、学習は長い時間をかけて繰り返し行うことがポイントです。
一過性のブームのような学習では本当の能力は習得できません。焦らず気長に取り組むことで能力を開発できます。
これは鈴木鎮一氏の「愛に生きる」が参考になります。
筋力トレーニング
まとめ
ここに紹介したことは人生100年時代を見据えたときに、急ぎではないが重要なことです。一方で人生には急いで対応しなければいけないことも発生します。長距離走と短距離走をバランスよく組み合わせて生きていくことが重要ではないでしょうか。
佐藤 大介(株式会社エンディングキャリア 代表取締役)
私のミッションは「最後に笑えるキャリア」をプロデュースすることです。20年前、就職氷河期世代の私は失業していました。働く場所がない辛さや悲しみを心底味わいました。その後、何度か転職をしながらキャリアアップを図り、家族を養えるくらいの収入がいただけるようになりました。人生100年時代を迎えて、私たちはキャリア戦略の転換を求められています。あなたのキャリアを伴走させてただくことを楽しみにしています。