組織に適応するにはどうすればよいか
「どこでも通用する人材3つの条件」の最後に「適応能力」を紹介します。
 
まず、「適応」には2つの意味があります。
① 環境に合わせて自分を変えること
② 自分が働きやすいように環境を変えること  
 
あなたは人生のなかで様々な組織に所属してきたかと思います。学校、会社、サークル、組合、そして、家庭も組織のひとつです。それらの組織に適応するために使ってきた能力が「適応能力」です。
 
それぞれの組織に適応するために、あなたはどのような行動をしてきましたか?
新しい組織に適応しようと試行錯誤をしてきたのではないでしょうか?
 
適応の仕方にはいろいろあると思いますが、ご参考までに、私の実体験から3つのポイントをお伝えします。

相手を尊重する

まずは、「相手を尊重する」です。
新たに組織に入ると、「あれ?」という違和感が飛び込んできます。これをカルチャーショックというのですが、このカルチャーショックはつい欠点に目が行きがちです。ここは要注意でして、軽率に欠点を指摘することはやめましょう。私もある中小企業に転職した際に、古いノートパソコンで動作が遅く、がっかりしたことがあります。後日、社長に仕事に支障が出ると伝えると、社長のパソコンもそれぐらい遅いが、充分仕事はできるという考えだったので、それ以上言うことは控えました。
違和感は率直に伝えてみて、それでダメなら一旦受け入れることにしています。私には正しいと思える考えがありますが、同様に、相手にも正しいと思っている考えがあるわけですから、一旦は相手の考えを尊重したいところです。

自分を出す

次に、「自分を出す」です。
自分を偽っていては長続きしません。息苦しくてやっていけないのではないでしょうか。それに、個性を消して何を考えているかわからない人よりも個性的な人のほうが好かれる結果になります。では、「自分に自信がない人はどうすればいいのか?」という問題ですが、私は「人類みな兄弟」だと思い込んで生きています。兄弟なのですから、多少の失礼なことは許してもらえるというマインドです

提案する

最後に、「提案する」です。これは環境を変えようとするときに必要な力です。すべての変革は提案からはじまります。提案なくして環境が変わることはありません。この提案する時のひとつの方法を紹介します。それは、「空・雨・傘」で伝えることです。

・空…出かけようと思って空を見上げると雲がかかっている(=事実)
・雨…これは少ししたら雨が降りそうだ(=解釈)
・傘…傘を持って出かけよう(=アクション)

他に3つほど例をあげます。
① 7月下旬に東京オリンピックが始まる➡交通網が混雑しそうだ➡いまからテレワークの準備を進めよう
② 今月2名の退職者が出た➡さらに退職が出る可能性が高い➡全従業員と面談して対策を講じよう
③ コロナウィルスの感染者が急増している➡このまま拡大すると病床が不足する➡外出規制を出そう

これが提案するという行為です。筋の良い提案は環境を変えていきます。

まとめ:どこでも通用する人材3つの条件

以上にて「どこでも通用する人材3つの条件」をすべて紹介いたしました。

専門能力対人関係能力、適応能力を備えていれば、いざという時にどこでも生きていくことができます。
ただ、この能力はすぐには身につきません。10年以上かけて磨き続けることが必要なことも補足させていただきます。