就職活動に役立つ|自分の本当の強みを知る方法

「あなたの強みは何ですか?」

これは採用面接で99%きかれる質問です。

この記事では、自分の本当の強みを知り、「自信」と「根拠」を持って答えられるようになるための方法をご紹介します。

採用面接で「強み」をきかれる理由

なぜ、面接官は、あなたの強みをきくのでしょうか。

ひとつには業務に対しての適性を知りたいという側面がありますが、本質はそこではありません。
面接官はあなたが自分の事を客観的に把握できているかどうかを見ています。

自分を客観視できる人間は、セルフマネジメントが得意で主体性ある行動をすることができます。まさにどの企業でも欲しい人材なのです。

本当の強みを発見する方法としての「ジョハリの窓」の紹介

自分の本当の強みを把握するための方法として、「ジョハリの窓」を紹介します。

ジョハリの窓は、「自分から見えている自分」と「他人から見えている自分」のズレを解消するためのフレームワークです。ちなみに、名前の由来は、サンフランシスコ州立大学の心理学者であるジョセフ・ルトフ(Joseph Luft)とハリ・インガム(Harrington Ingham)の名前の組み合わせです。

ジョハリの窓は4つありまして、それぞれ以下のような呼び方をします。

  • 自分も他人も知っている自分:「開放の窓」
  • 自分は知らないが、他人は知っている自分:「盲点の窓」
  • 自分は知っているが、他人は知らない自分:「秘密の窓」
  • 誰からもまだ知られていない自分:「未知の窓」
ジョハリの窓

次に、ジョハリの窓の読み方を紹介します。

自分では強みと認識していることであっても、他人から見たら強みではないことがあります。
例えば、自分では「他人の気持ちがよく理解できる」ことが強みだと思っていても、他人から見たら逆に「他人の気持ちに鈍感な人」だと評価されているとします。この現象は、「盲目の窓」に該当します。

「開放の窓」を広げよう

「開放の窓」を広げるということは、よりオープンな関係が築くということです。広げ方には2パターンあります。

  1. 他者からのフィードバックを受ける。「盲目の窓」➡「開放の窓」
  2. 他者へ自己開示する。「秘密の窓」➡「開放の窓」

図を参照してみてください。これらを実行することで「開放の窓」の面積を広げることができます。

開放の窓を広げることと、強みを知ることの関係

自己開示を行い、他者からフィードバックを受け入れるという、オープンな関係でいたほうが、自分を客観視できます。
逆を考えるとわかりやすいのですが、他者との交流をしないで閉じこもっていると自分だけの見え方に固執して偏った認識を持つようになります。

そのため、開放の窓を広げることとは、本当の強みを知ることに繋がるのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

自分を客観視して強みを語れることは、就活の面接で評価されます。なぜなら、自分を客観視できている人は、セルフマネジメントが得意であり、企業が欲する人材だからです。
その強みを知るためのフレームワークに「ジョハリの窓」があります。4つの窓のうち、「開放の窓」の面積を増やすことで、自分の本当の強みを知ることができます。

ご興味がありましたらぜひチャレンジしてみてください。

ABOUT この記事を書いた人

記事プロフィール 佐藤 大介(株式会社エンディングキャリア 代表取締役)
私たちは「人材紹介」と「組織風土コンサルティング」を通じて、「豊かな仕事人生」をサポートしています。私は就職氷河期に直面し20年前は失業していました。働く場所がない辛さや悲しみを心底味わいました。その後、ご縁に恵まれて幸運にも人生を切り開くことができました。こんどは私がサポートする立場で、企業と求職者の双方の幸せにつながるご縁を提供できるよう誠実に務めてまいります。