心理的安全性が高い組織を目指す
心理的安全性とは、組織や集団の中でも自然体の自分でいられる環境のことです。
「心理的安全性が高まると、チームのパフォーマンスが向上する」ということをGoogle社が発表して以降、世界中で注目が集まっています。
パワハラ対策としての心理的安全性
2022年4月から中小企業にも、パワーハラスメント防止措置が義務化されました。パワハラ対策は進めるべきですが、コンプライアンスに偏り過ぎると、受け手側の反応に敏感になり、本来すべき指導ができなくなる傾向が出てきます。その結果、生産性が低下している職場もあります。
そこで、弊社がおすすめしたいのが、「心理的安全性が高い組織づくり」です。
失敗したことや恥ずかしいことも言える関係を築くことで、「パワハラ防止」と「成果創出」の両方を実現できます。
心理的安全性が高い組織をすすめる理由①
結果の質から追求するマネジメントスタイル(マイナスの循環)は、現代では通用しにくくなっています。
一方で、関係の質から追求するマネジメントスタイル(プラスの循環モデル)で成功している企業が増えています。
本研究は、ダニエル・キム教授が「組織の成功循環モデル」として発表しています。
上記の背景には、世代による価値観の違いがあります。例えば、Z世代はスマホネイティブ世代と言われており学生時代からスマホと一緒に生活してきました。学校の先生や友人よりも、InstagramやTwitterなどのSNSで外部の人と過ごす時間が長い世代です。
誰と付き合うかを自分で決められる環境で生きてきたため、先生や先輩の言うことに従うという価値観が薄い世代です。売上など結果を求めても動く世代ではありません。まずは、信頼関係を築いて、この上司の言うことなら協力しようと思われることが大切です。
心理的安全性が高い組織をすすめる理由②
Google 社の研究により、成功するチームには5つの重要な鍵があることがわかりました。
特に、心理的安全性は、5つの鍵の中で最も重要であり、他の4つの要素を支えています。
心理的安全性を高めるコツ
仕事のやりにくさの原因の8割は、性格(価値観の違い)にあると言われています。
エゴグラムという性格診断ツールを使うことで、性格を客観的に認識することができ、相手を尊重した適切なコミュニケーションができるようになります。それが、心理的安全性が高い組織づくりに直結します。
組織風土診断のおすすめ(無償)
組織風土を改善するためには、何処にどのような問題があるのかを把握する必要があります。
そのため、弊社では最初に組織風土の診断を行っています。
診断では次のようなことが分かります。
- メンタル不調者や離職のリスク
- 組織の強みと弱み
- ハラスメントをしやすい人、受けやすい人
- 伸びしろのある人、伸び悩みそうな人
- 組織の風通しの良い箇所、悪い箇所
佐藤 大介(株式会社エンディングキャリア 代表取締役)
私たちは「人材紹介」と「組織風土コンサルティング」を通じて、「豊かな仕事人生」をサポートしています。私は就職氷河期に直面し20年前は失業していました。働く場所がない辛さや悲しみを心底味わいました。その後、ご縁に恵まれて幸運にも人生を切り開くことができました。こんどは私がサポートする立場で、企業と求職者の双方の幸せにつながるご縁を提供できるよう誠実に務めてまいります。