転職活動に欠かせない個人ブランディング

2021.03.17
転職活動に欠かせない個人ブランディング

この記事では、個人ブランディングとは何か、なぜ個人ブランディングが必要なのかを紹介します。

ブランディングの語源

ブランド(brand)の語源は、家畜に押した「焼き印(burn)」にあります。
昔、農家では自分の牛を、他の牛と識別するために熱く焼いた鉄印を押しました。転じて、ブランドは、「他との差別化」を象徴する言葉になったと言われています。

ここまでの説明でお分かりの通り、個人ブランディングするという事は、「他者との差別化」を明らかにすることです。

なぜ個人ブランディングが必要なのか

中途採用は複数の候補者の中から1人を選ぶのが通常です。あなたが他の候補者と何が違うのか、差別化要素を伝えない限り、この競争に勝つことはできません。
また、転職市場は需要と供給のバランスで価値(給与報酬)が決まります。その他大勢の候補者と同じだと思われてしまっては、良い報酬条件を引き出すことはできません。

このように、転職活動をはじめとするビジネスシーンで、あなたの価値を引き出すために、ブランディングが必要になります。

個人ブランディングの手法

個人ブランディングには、主に3つのステップがあります。

  • 職務経歴の棚卸
  • 売れる能力の特定
  • バリュープロポジションの確立

職務経歴の棚卸

これまでの仕事でどのような経験をして、その結果どのような能力を習得してきたのかを棚卸します。日ごろ、過去を振り返る機会はほとんどないと思いますので、この作業を通じて自分でも忘れていた経験や能力に気が付くことができます。

売れる能力の特定

次に、上記で棚卸した経験や能力から、売れる能力(エンプロイアビリティー)を抽出します。ただし、古い能力は現代にフィットしないことがあります。現在、役立つ能力かどうかという視点で考えることが重要です。また、能力のレベル感も大事です。初心者レベルなのか、熟練者レベルなのかも、客観的に把握しましょう。

バリュープロポジションの確立

この作業を進めるためには、次にどんな仕事がしたいのか、さらには、どの会社をターゲットにするかを定めている必要があります。具体的なターゲットを決めたうえで、企業が求めているが、他の候補者が提供できない、自分が提供できる価値、つまり、バリュープロポジションを確立します。

バリュープロポジション

まとめ

個人ブランディングとは、どういうことかイメージできましたでしょうか?
他者との差別化が明らかになっていることは、転職をはじめとするビジネスシーンに役立ちます。

当社では個人ブランディングのお手伝いをさせていただいております。ご興味のある方はお気軽にご連絡いただけますと幸いです。

佐藤 大介プロフィール画像

株式会社エンディングキャリア
佐藤 大介

人生100年時代を迎え、働く期間がますます長期化しています。その中で、生涯にわたり現役として活躍できるキャリアを支援したいという想いから、2020年に当社を設立しました。 充実した生涯キャリアを実現するためには、自分のことをよく理解し、自分に合った職業に就くことが大切です。弊社は、自己理解を深めるための対話者であり、解像度の高い求人情報をお届けする情報提供者でありたいと思っています。それにより「ミスマッチゼロ」の実現を目指しています。 また、当社は製造業に特化してサービス提供をしています。私は2000年初頭に欧米やアジアを放浪しました。その時、街中で見かけた日本製品の圧倒的なシェア、現地の方々のメイドインジャパンへの惜しみない賛辞。私には「日本が誇る製造業を応援したい!」という強い想いがあります。 「製造業が元気になれば、日本も元気になる!」という信念をもって、企業と人とのご縁結びを誠実にサポートさせていただきます。