高校生の進路の決め方。キャリアビジョンをゴールにする方法の提案

高校生のみなさん、大学の専攻はどのように決めていますか?
この記事では「進路選択が重要な理由」と「後悔しない進路選択の方法」についてご紹介します。

進路選択が重要な理由

結論として仕事で成功するために、大学での学びの時間は大変貴重です。

大学のように十分に学べる時間は、社会人になってからはありません。日々、仕事に追われたり、また、子供ができれば育児にも時間がかかります。
まさに大学生活は学びの「千載一遇のチャンス」であり、将来やりたい仕事から逆算して大学の専攻を選択することが理にかなっています。

とはいえ、実際には大学の専攻と関係ない仕事をしている人がほとんどです。この場合、若いうちは稼ぐことができたとしても、専門性が習得しにくく、長い期間で成果を上げ続けることが難しいでしょう。

これから進路を選ぶ高校生みなさんは、最高の学びのチャンスを生かすためにも、将来どうなりたいか、何がしたいかを決めて、そのために、何を・どこで・どのように学ぶのが良いかを考えてみてはいかがでしょうか?

筆者の高校生時代のはなし

23年前の私の事例で恐縮ですが、私の高校の進路相談は、先生と数回面談する程度でした。面談内容は表面的であり、内面を深くきいてもらった記憶がありません。結局、私は自分が進みたいと思える進路を見つけることができませんでした。私のリサーチ不足や想像力不足も否めませんが、先生の指導力や進路相談の仕組みにも問題があると思います。

おそらく問題の原因は学校側のゴール設定ではないでしょうか。

学校側は進学や就職先が決まることをゴールにしています。それも、偏差値の高い大学や一流企業への就職を歓迎しています。なぜなら、卒業生の進路はその学校にとって実績でありステイタスになるからです。

しかし、本当に生徒のキャリアを考えるのでれば、偏差値は関係ありません。
大事なのは、それぞれの生徒のキャリアに役立つかどうかです。

後悔しない進路選択の方法

では、どうすれば将来のキャリアに役立つ進路選択が出来るのでしょうか?

私は、進路相談は仕事経験が豊富なキャリアコンサルタントが務めるのが良いと思います。学校の先生は世の中全般から見るとかなり特殊な仕事であり、進路相談には不適な面も多くあります。

仕事経験が豊富なキャリアコンサルタントであれば、社会人ならではの人脈を活かして、職場体験をコーディネートするなどの支援が可能です。例えば。テレビ広告の仕事がしたい学生には電通や博報堂、制作会社の職場見学をコーディネートするという感じです。

キャリアコンサルタントに相談するためには

現状、高校にはキャリアコンサルタントはいないケースが多いので、そういう方はハローワークを訪問したり、仕事探しのセミナーに参加したり、SNSでキャリアコンサルタントとコンタクトしてみると良いと思います。キャリアコンサルタントはきっとあなたの話をきいて適切に応援してくれると思います。

ABOUT この記事を書いた人

記事プロフィール 佐藤 大介(株式会社エンディングキャリア 代表取締役)
私たちは「人材紹介」と「組織風土コンサルティング」を通じて、「豊かな仕事人生」をサポートしています。私は就職氷河期に直面し20年前は失業していました。働く場所がない辛さや悲しみを心底味わいました。その後、ご縁に恵まれて幸運にも人生を切り開くことができました。こんどは私がサポートする立場で、企業と求職者の双方の幸せにつながるご縁を提供できるよう誠実に務めてまいります。