2024.09.18
製造業に最適なWeb面接ツールとは?選び方と導入のコツ

はじめに

Web面接は、新型コロナウイルスの影響により、ここ数年で急速に普及しました。採用プロセスの効率化や、優秀な人材を迅速に確保するための有効な手段として、多くの企業が導入しています。Web面接をスムーズに進めるには、適切なツールの活用が不可欠です。
本記事では、Web面接の導入を検討している採用担当者向けに、ツールの選び方と、効果的な導入・運用方法について詳しく解説します。

なぜWeb面接が重要なのか?

コスト削減と時間効率化

Web面接を導入することで、候補者と採用担当者の移動や面接会場の準備にかかるコストを大幅に削減できます。また、地方や海外の候補者にも対応でき、面接の日程調整が容易になるため、採用プロセス全体の効率が向上します。

デジタル時代に即した採用活動

製造業も他業種同様に、DX(デジタルトランスフォーメーション)が進んでいます。Web面接を導入することは、社内のデジタル化推進にも繋がり、企業としてのイメージ向上に貢献します。

専門技術者のスクリーニングが容易に

技術者や技能職の採用では、候補者のスキルを迅速に評価し、スピーディーに採用決定を行うことが求められます。一次面接などの初期段階でWeb面接を導入することで、その後の対面面接を効果的に進めることができます。

Web面接ツールの選び方のポイント

自社でどのように面接をするのかを踏まえて、目的に合ったツールを選ぶことが重要です。まずは、面接の目的や流れを整理したうえで検討しましょう。


簡単な操作性

製造業の候補者にはオンラインツールに不慣れな方もいるため、直感的に操作できるツールが必要です。面接当日に接続がうまくいかず、採用担当者が操作を説明する場面も想定されますが、操作が簡単であれば説明もしやすく、トラブルを最小限に抑えられます。

多様なデバイス対応

PCを持っている候補者は多くありません。そのため、PCだけでなくスマートフォンやタブレットなど、複数のデバイスでスムーズに動作するツールを選ぶことが重要です。

セキュリティ対策

製造業では、機密情報を多く扱うため、採用プロセスにおいてもセキュリティが非常に重要です。Web面接ツールにはエンドツーエンド暗号化やデータ保護機能が備わっていることを確認しましょう。

録画機能

技術者や専門職の面接では、面接内容を後から見直したり、他の採用担当者と共有したりすることがよくあります。録画機能が付いているツールを選ぶと、客観的な評価がしやすくなります。ただし、録画を行う際には、事前に候補者に伝えることが重要です。通知を怠るとトラブルに発展する可能性があります。

Web面接を効果的に進めるためのコツ

事前準備を徹底する

ツールの操作や接続環境に不慣れな候補者も多いため、事前に使用するツールの案内や接続テストを送ることが重要です。また、スマートフォンから接続する場合、あらかじめアプリをインストールしておく必要があるものもあるため、これも案内に含めましょう。

話しやすい雰囲気をつくる

Web面接では対面と異なり、非言語コミュニケーションが難しくなります。面接官は話し方やリアクションに気を配り、候補者がリラックスできるよう配慮しましょう。カメラと目線の高さを合わせることで、表情が明るく見え、候補者に好印象を与えることができます。

便利機能は大いに活用する

Web面接では、画面共有機能を活用して会社や製品の説明を行うことが効果的です。実際の製品を見せることができない代わりに、資料をもとに説明することで、候補者との認識のギャップを最小限に抑えられます。多くのWeb面接ツールには画面共有機能が備わっているため、積極的に活用しましょう。

Web面接ツールのおすすめ5選

① Zoom

シンプルな操作性と幅広いデバイス対応が魅力。録画機能やホワイトボード機能も備わっています。iPhoneやAndroidなどのスマートフォンから接続するには、あらかじめZoomアプリのインストールが必須となっています。
URL:https://zoom.us/jp-jp/meetings.html

② Microsoft Teams

企業向けのセキュリティ機能が充実しており、既存のOfficeツールと連携して使えます。大規模企業でも利用が広がっています。こちらも、スマートフォンから接続するには、あらかじめTeamsアプリのインストールが必須となっています。
URL:https://products.office.com/ja-JP/microsoft-teams/group-chat-software

③ Google Meet

Googleカレンダーとの連携がスムーズで、セキュリティもしっかりしています。スマートフォンでもアプリ不要で接続できます。
URL:https://gsuite.google.co.jp/intl/ja/products/meet/

④ Skype

長年の実績があり、音声や映像の安定性が高いです。シンプルなツールで中小企業にもおすすめです。
URL:https://www.skype.com/ja/free-conference-call/

⑤ Whereby

ノルウェー発のWeb会議サービスです。ブラウザから簡単にアクセスでき、アプリのインストールが不要です。手軽さがウリで、面接の導入が簡単です。
URL:https://whereby.com/

まとめ

Web面接は、製造業の採用プロセスを効率化し、候補者体験を向上させる有力な手段です。ツールを選ぶ際は、操作性、セキュリティ、録画機能、多様なデバイス対応など、目的に応じて効果的に活用することで、よりスムーズな採用活動を実現しましょう。

平田菜月プロフィール画像

株式会社エンディングキャリア
平田 菜月

私たちは「人材紹介」と「組織風土コンサルティング」を通じて、「豊かな仕事人生」をサポートしています。2021年7月に株式会社エンディングキャリアに参画。2年半にわたり、キャリアカウンセラーとして企業と求職者のより良いマッチングを実現するお手伝いをしていました。妊娠・出産を経て、現在はWEBマーケティングとスタッフの業務サポートを担当しています。